ハウツー本を読むだけで技術習得になるのか | 2013.11.08 02:23 |
コンピュータ系の書籍における「ハウツー本」とは、ある特定のテーマに関しての初心者を
ターゲットに書かれた入門書で、その名の通りHow toが書いてある本である。
常に結論のみが記載され、詳細な情報が省略されており、要求する前提知識も高くない物
を言う。
書店によくある「▲▲入門」「~~の作り方」というタイトルで、中身はその分野の詳細な技術
解説を省略した上で、図や写真を多用し「こう書いてください」「ここを押してください」とチュ
ートリアル風に書いてある本である。
分野によっては、殆ど前提知識がなくても本に書いてある通りに手を動かせば、理屈抜きで
やりたいことは実現できる(成果が出る)という初心者には非常にありがたい。
自分も今でさえ全く経験のない新しい分野に挑戦する時は、そのような一種のハウツー本を
読みながら一通り手を動かしてみることもある。
ただ、そのようなハウツー本を読み理屈抜きの結論と手順丸覚えしただけで、その分野の
技術を習得したことになるとは思えない。
ターゲットに書かれた入門書で、その名の通りHow toが書いてある本である。
常に結論のみが記載され、詳細な情報が省略されており、要求する前提知識も高くない物
を言う。
書店によくある「▲▲入門」「~~の作り方」というタイトルで、中身はその分野の詳細な技術
解説を省略した上で、図や写真を多用し「こう書いてください」「ここを押してください」とチュ
ートリアル風に書いてある本である。
分野によっては、殆ど前提知識がなくても本に書いてある通りに手を動かせば、理屈抜きで
やりたいことは実現できる(成果が出る)という初心者には非常にありがたい。
自分も今でさえ全く経験のない新しい分野に挑戦する時は、そのような一種のハウツー本を
読みながら一通り手を動かしてみることもある。
ただ、そのようなハウツー本を読み理屈抜きの結論と手順丸覚えしただけで、その分野の
技術を習得したことになるとは思えない。
例えば「簡単ゲームの作り方」という本があった(非実在)として、キーボード入力に合わせて
画像が動くようなサンプルとその延長が書いてあるだけの本を読んで、果たして ゲームを
作れるようになった と言えるだろうか?
例えば「だれでも簡単電子工作」という本があった(無論・非実在)として、掲載の図のように
回路を組めばボタンを押すだけでLEDが光って音が出ます、程度が書いてあるだけの本を
読んだだけで、電子工作ができるようなったと言えるのだろうか?
上記の例で言う、前者は知識としてプログラミングの基礎が明らかに抜け落ちているし、ゲ
ームに限定すればいかに面白くエンターテイメント性の高いゲームを作るかっというノウハウ
も伝わらない可能性がある。後者も電気の基礎や、マイコンを使う場合そのマイコンの動作
原理とか、そういう話は完全に飛ばされている。
確かに初心者は、最初からプログラムの概念とか、オームの法則とか、マイコンの動作原理
とか、そんな固苦しいことが書かれた分厚い専門書を読もうとは思わないだろう。そんな専門
的な理論から勉強するより、とりあえず理屈抜きで手を動かして成功体験をした方が挑戦する
成功率は高い。理論から入るよりすぐに成果が出るからである。
しかし、そのような超初心者用のハウツー本を読んだだけで「俺はこの分野をマスターした
ぜ☆」とか言ってるのは、明らかに間違えている。
ハウツー本を一通り読んで、とりあえず理屈抜きで手を動かして後で、その分野やジャンルの
専門書を読み返し知識を深めるのが最善だと思われる。
・・・そう理論で分かっていても、そのハウツー本レベルの知識で得られた成功体験で満足して
しまうのが自分の短所でもある。
俗に言う「結果良ければ全てよし」主義の人間で、自分以外にもそういう人は結構いるはず。
その上辺・見た目だけの知識だと気が付けば良い方で、実は技術の神髄を勉強しておらず分
かっていないことすら自分で気が付いていない というのが一番厄介だったりする。
他にも、近年の高度化した技術をどこまで掘り下げて勉強すれば良いのかという疑問も残る。
自分で境界線を決めないとキリがない。工学分野は最後は数学や物理に到達することが多く
工学とはちょっと離れた分野になってしまう。それはそれで必要だけれども。
(着地点が違うと、デザイン分野という美術関係になってしまうが。)
結論:
自分の知識や技術が、ハウツー本レベルになっていないか確認しよう!
興味が沸いたら、その分野やジャンルの専門書も読んで さらに知識を深めよう!
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